近年法人向けにも広く普及している通信手段が、インターネット回線を利用して通話を行う「IP電話」です。IP電話は、通信コストの安さや導入の手軽さが魅力ですが、法人利用においては注意すべきデメリットもあります。
この記事では、法人がIP電話を導入する際に知っておきたい6つのデメリットを解説します。これから導入を検討している企業や担当者の方は、ぜひ参考にしてください。社内の電話システムを見直したい方や、新たに導入を検討している方には参考になるため、ぜひ最後までご覧ください。
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IP電話とは?
まずは、IP電話の特徴と種類を詳しく解説します。IP電話の特徴と種類を把握して、導入を検討する材料にしてください。
IP電話の特徴
IP電話は、音声をデータ化してインターネット上でやり取りするため、通話料を大幅に抑えられるのが最大の特徴です。多くの場合、同じプロバイダ間での通話は無料になります。そのため、IP電話の導入は通信コスト削減に直結します。
また、インターネット回線さえあれば世界中どこでも同じ番号を使える柔軟性も魅力です。さらに、音声通話だけでなくビデオ通話にも対応しているため、在宅勤務や拠点間連携にも便利に活用されています。
IP電話の種類
IP電話には、大きく分けて次の3つの種類があります。
- 050型
- OABJ型
- 電話番号不要型
050型は、050で始まる番号を使うタイプで、発信地が特定できないのが特徴です。OABJ型は、市外局番を持ち、総務省が定めた品質基準を満たした事業者のみ提供できる高品質なIP電話です。電話番号不要型は、LINEやSkypeなど番号なしでインターネットを通じて通話を行うもので、同じアプリ間でのみ利用できます。
IP電話を法人で導入するデメリット
IP電話を法人で導入すると以下のようなデメリットがあります。
- ネット回線に左右されやすい
- 緊急時につながらない場合がある
- 発信不可の番号がある
- プロバイダを変更すると番号が変わる
- 営業に不利になりやすい
- セキュリティ対策が必要
それぞれ詳しくみていきましょう。
ネット回線に左右されやすい
IP電話はインターネット回線を使って音声を送受信するため、回線の速度や安定性に強く影響されます。特に、回線が混雑している時間帯には通話品質が低下し、音声が途切れたり聞き取りにくくなったりすることもあります。IP電話はスマートフォンよりは品質が良いものの、回線依存である点は法人利用において注意が必要です。
緊急時につながらない場合がある
IP電話はコンセントから電力を得るため、固定電話と異なり停電時には使用できなくなるリスクがあります。社内の電源が落ちると通話そのものができなくなり、緊急時の連絡手段として頼れません。そのため、バックアップとして携帯電話やアナログ電話回線などの緊急時の通信手段を用意しておくことが大切です。
発信不可の番号がある
IP電話では、110番や119番といった緊急通報番号や、0120・0800のフリーダイヤルに発信できないケースがあります。使用できる番号範囲はサービスによって異なるため、導入前に必ず確認することが重要です。緊急通報ができないと、トラブルの際に迅速に対応できません。そのため、必要に応じて、固定電話との併用などを検討することも選択肢の1つです。
プロバイダを変更すると番号が変わる
IP電話の多くは、利用しているプロバイダに応じて番号が発行される仕組みです。そのため、プロバイダを乗り換えると新しい番号に変わることがあります。既存番号を引き継ぎたい場合は、OABJ型IP電話や番号ポータビリティに対応しているか事前に確認することが不可欠です。業務で使う番号が変わると支障をきたすため、導入前に確認しましょう。
営業に不利になりやすい
050番号は、迷惑電話に使われるケースも珍しくありません。そのため、「怪しい」「信用できない」と警戒されるリスクがあります。営業活動においては、番号を見ただけで着信拒否されたり、信頼関係を築く前に不安感を持たれたりする可能性もあります。IP電話を営業用の番号として使う場合は、リスクとメリットを慎重に比較しましょう。
セキュリティ対策が必要
IP電話はインターネット経由で通信を行うため、セキュリティリスクへの対策が必須です。設定ミスやパスワード管理の甘さから、不正アクセスやなりすまし被害といったトラブルが発生する危険性があります。そういったリスクを回避するため、導入の際はルータやPBXの設定確認を徹底しましょう。また、ID管理や定期的なソフトウェア更新も重要です。
IP電話を法人で導入するメリット
IP電話を法人で導入すると以下のようなメリットもあります。
- 通信コストを削減できる
- 短期間で導入できる
- 中小企業でも導入しやすい
ここでは、各メリットを詳しくみていきましょう。
通信コストを削減できる
IP電話は通話の際インターネット回線を利用するため、基本的に距離は関係なく一律料金で利用できます。さらに、同一事業者間での通話料が無料となるケースも少なくありません。
拠点間連絡や海外通話が多い企業は、IP電話を導入することで大幅な通信コスト削減が可能です。使用量が多いほど導入メリットは大きくなります。
短期間で導入できる
IP電話は通信にインターネット回線を利用するため、従来の電話回線のような開通工事が不要です。日程調整や工事立ち合いも必要なく、申し込み後すぐに利用開始できる点が大きな魅力です。
さらに、Web上で回線の増減管理もできるため、オフィス移転やスタッフ増員時にも柔軟に対応できます。
中小企業でも導入しやすい
IP電話は初期費用が抑えられ、月々の運用コストも低いため、予算に限りがある中小企業でも導入しやすいのが特徴です。また、複数拠点の電話回線をまとめて管理できるため、大企業にも適しています。
全体の通信環境をシンプルに一元化できる点は、業務効率化にも大きく貢献します。コストを抑えて通話環境を整えたい会社におすすめです。
法人がIP電話を導入する際のポイント
法人がIP電話を導入する際は、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
- 社内のインターネット環境の整備する
- 安定した回線を提供する事業者を選ぶ
- 導入と運用のコストを考慮する
ここでは、各ポイントを詳しくみていきましょう。
社内のインターネット環境の整備する
IP電話を安定して利用するためには、社内のインターネット環境を整備することが不可欠です。特に、遅延や速度低下のリスクを最小限に抑えるためには、高速で安定した光回線を導入することが重要です。
回線速度が不安定な場合、通話中に音声が途切れたり聞き取りづらくなったりします。社内LANの見直しやWi-Fi環境の最適化も検討し、常に安定した通信環境を維持できる体制を整えておきましょう。
安定した回線を提供する事業者を選ぶ
IP電話サービスを提供している事業者は多数存在します。法人利用の場合、通話品質やサポート体制を重視して選ぶことが重要です。サービスの安定性は企業活動に直結するため、事前に事業者の評判や障害発生時の対応力などを調査しましょう。
口コミや導入事例を参考にするのも有効です。また、サービス内容や料金体系についても比較し信頼性の高い事業者を選定することが安心して運用するポイントになります。
導入と運用のコストを考慮する
IP電話は、一般的に従来の電話回線よりも導入コストと運用コストを低く抑えられる点が魅力です。特に、初期費用が無料もしくは非常に安価なサービスもあり、予算に応じたサービスを選択できます。
ただし、月額料金が発生するプランでは、その分サポート体制や通話品質が優れているケースが一般的です。料金だけでなくサービスの中身も比較検討することが重要です。
まとめ
この記事では、法人がIP電話を導入する際に知っておきたい6つのデメリットを解説しました。IP電話は、いくつかのメリットがあります。しかし、回線品質やセキュリティ対策、信頼性の確保といったデメリットも存在します。法人で導入を検討する際は、社内のインターネット環境を整備し、安定した回線で信頼できる事業者を選ぶことが大切です。
また、単純な価格比較だけでなく、導入から運用までにかかるトータルコストやサポート体制にも着目してみてください。メリットとデメリットを理解し、自社にとって最適なIP電話を選定することが、ビジネスの安定運営につながります。
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