オフィスの規模拡大や新規開業に伴い、ビジネスフォンの導入を検討する企業は少なくありません。しかし、導入時には本体価格だけでなく、設置や配線などの工事費用も発生します。そのため、工事費用の相場やどんな工事が必要かなど疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビジネスフォンの工事内容や費用相場、内訳を詳しく解説します。また、工事費用を抑える方法や信頼できる業者を選ぶためのポイントも紹介します。ビジネスフォンの導入をスムーズに進めるための参考にしてみてください。
IP電話・ビジネスフォン・通信機器のことなら、専門会社の沖縄電子にお任せください!

沖縄電子には、経験豊富で製品とサービスに精通したスタッフが揃っており、企業の規模やニーズに合わせた最適なビジネスフォンを提案します。
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地域密着型の企業として、沖縄のビジネスを支える存在でありたいと考えています。ビジネスフォンの導入についてのご相談や見積もりの依頼など、お気軽にお問い合わせください。
ビジネスフォンの工事内容
ビジネスフォンの工事にはいくつかの工程があります。その中でも特に重要なのが交換機(PBX)の設置工事です。PBXとは、複数の電話機を一元的に管理し、内線通話や外線の共有を可能にする装置です。家庭用電話とは異なり、複数人で1つの回線を効率よく利用できます。
次に行われるのが配線工事で、PBXと各電話機を物理的に接続します。配線の見た目や配置は、オフィス環境の快適さや安全性にも影響するため、丁寧な施工が求められます。また、事前に電話回線そのものが引き込まれている必要がある点も忘れてはなりません。
ビジネスフォンの工事費用の相場と内訳
ここでは、ビジネスフォンの工事費用の相場と内訳を詳しく解説します。費用相場と内訳に関する知識を身につけて、導入を検討する材料にしましょう。
ビジネスフォンの工事費用の相場
ビジネスフォンの工事費用は、導入する規模やオフィスの配線状況、使用する機器の種類によって変動します。おおよその目安として5〜10万円とされています。たとえば、新たに設置する場合、屋外回線の引き込み工事に加え、屋内での配線や機器設定といった作業が必要です。
作業の内容によっては、基本工事費として4,000円台から屋内配線にかかる費用が1万円以上となります。また、設置台数が増えるごとに電話機の設置費や設定費も加算されるため、事前に見積もりを取得して全体像を把握することが重要です。
ビジネスフォンの工事費用の内訳
ビジネスフォンの設置は、いくつかの作業内容に分かれており、それぞれに明確な費用が設定されています。一般的なビジネスフォンの工事費用は、主に以下の表の通りです。
費目 | 金額 |
交換機の新設 | 約1,000円/回線 |
屋内配線の新設 | 約4,800円 |
既存配線 | 約2,400円 |
人件費 | 約10,000円/人 |
主装置の設置 | 約13,000円 |
ビジネスフォンの設置 | 約9,000円/台 |
データ設定 | 約3,000円/台 |
FAXとの接続 | 約8,000円/台 |
また、モールなどの材料費も別途発生することがあります。すべて合算すると6万円〜10万円以上になることもあります。
ビジネスフォンの工事費用を抑えるコツ
ビジネスフォンの工事費用を抑えるためには、以下の3つのコツを押さえることが大切です。
- IP電話にする
- クラウドPBXに変更する
- 配線パックを利用する
ここでは、各コツを詳しく解説します。
IP電話にする
工事費用をできるだけ抑えたいなら、従来のアナログ回線やISDNではなく、IP電話の導入を検討するのが有効です。なぜなら、IP電話はインターネット回線を利用するため、初期の設備投資や配線工事にかかるコストが大幅に削減できるからです。ただし、停電時に使えない点や110番や119番などの緊急通報に発信できないといった制約もあるため、確認することが重要です。
IP電話はインターネットプロバイダが提供するサービスですが、 『ひかり電話』という別の種類のIP電話があります。 ひかり電話は、回線業者が提供するサービスで、緊急通報へ発信できます。 また、基本料も安価でコスト削減が図られ、電話番号は既設と同じ番号を利用できます。
クラウドPBXに変更する
クラウドPBXであれば、主装置自体をクラウド環境に置くため、設置工事が不要で初期投資を大幅に抑えられます。クラウドPBXはインターネット回線を使って通話を行うため、IP電話と同様のコスト削減が期待できます。
また、スマートフォンを内線端末として使える「スマホ内線化」なども実現可能です。さらに、月額課金制のため、初期コストを抑えて導入したい企業にぴったりの選択肢です。
配線パックを利用する
小規模オフィスやスタートアップ企業など、工事費用を抑えたいケースでは「配線パック」の利用も1つの手段です。配線パックは、必要な機器とケーブル類がセットになっています。利用者自身がマニュアルに従って簡単な接続作業を行うことで、ビジネスフォンを設置できます。
専門業者に依頼する必要がないため、作業費や派遣費といった費用を大幅に削減が可能です。ただし、複雑な回線構成や多数の端末を扱う大規模オフィスには向いていません。
ビジネスフォンの工事を依頼する業者選びの4つのポイント!
ビジネスフォンの工事を依頼する業者は、以下のポイントを押さえて選ぶことが大切です。
- 必ず相見積もりをとる
- 有資格者がいるかどうか確認する
- アフターフォローの充実度を確認する
- 工事費用の内訳を確認する
それぞれ詳しくみていきましょう。
必ず相見積もりをとる
ビジネスフォンの工事を依頼する際、最も大切なステップのひとつが「相見積もり」です。1社だけに見積もりを依頼すると、提示された金額や内容が妥当か判断できません。そこで、複数の業者に同条件で見積もりを依頼して金額の違いや記載内容、対応の丁寧さを比較することが重要です。
ただし、費用が安ければ良いわけではありません。見積書の詳細を確認することが重要です。
有資格者がいるかどうか確認する
ビジネスフォンの設置には、通信回線の接続や機器の調整など専門的な作業が多く含まれています。工事を安全かつ適切に実施するには、「工事担任者」と呼ばれる国家資格を持つ技術者が必要です。
しかし、中には安さを優先して無資格者を現場に派遣する業者も存在します。こうしたリスクを回避するためにも、担当者が資格を取得しているかをしっかり確認しましょう。
アフターフォローの充実度を確認する
ビジネスフォンは設置して終わりではなく、長期的な運用とメンテナンスが欠かせません。導入後に機器の不具合や設定トラブルが起きた場合、迅速に対応してくれる業者であれば安心です。
そのため、アフターサポート体制の有無や保守契約の内容を確認することが重要です。特に、障害発生時の対応や、訪問・リモートでのサポート対応の有無などを確認しておきましょう。
工事費用の内訳を確認する
見積もりを受け取った際は、「何にいくらかかるのか」といった内訳の明確さに注目することが大切です。主装置の設置費や配線工事費、電話機の設定費など費用項目が明記されていなければ、後から追加請求される可能性があります。
コストの透明性が高い業者は、信頼性も高い傾向があります。不明点があれば確認し、明確な回答が得られるかを確認しましょう。
ビジネスフォンの工事の流れと工事日数
ビジネスフォンの設置工事は、単に電話機を置くだけではなく、複数の工程を経てようやく利用できるようになります。概ね、申込から工事の完了までの流れは以下の通りです。
- 業者による見積もりと現地調査
- 電話回線の手配
- 主装置(PBX)の取り付けと配線作業
- 各電話機の接続と設定
- 露出配線の整理や安全性の確認
- 動作確認
- 工事完了
工事の日数は状況により異なり、中古機器であれば最短当日設置も可能です。新品の一括購入で2〜3日、リース契約や回線申し込みを伴う場合は1週間から最長3か月程度かかることもあります。スケジュールには余裕を持って準備することが重要です。
ビジネスフォンの工事に関するよくある質問
ここでは、ビジネスフォンの工事に関するよくある質問をいくつか紹介します。
ビジネスフォンの工事は自分でできますか?
ビジネスフォンは国家資格である「工事担任者」が設置・監督を行う必要があるため、基本的には個人での設置はできません。構内交換機(PBX)の接続や通信設備の工事には専門的な知識と法的な資格が必要です。
一部、自分でできる作業はあっても、基本的に有資格者が工事しなければいけません。無資格での施工は罰則対象となるため、設置は必ず専門業者に依頼しましょう。
ビジネスフォンの価格が違うのはなぜですか?
ビジネスフォンは機種やモデルによって価格差が大きく、最新モデルと型落ち品では数倍の価格差が生じることがあります。これは主要メーカーが短いサイクルで新製品を投入するためで、中古市場には安価な旧型が豊富に出回るのが理由です。
高額な導入費用を抑えたい場合は、クラウドPBXとの組み合わせでさらにコストを抑えることも可能です。自社に適した機器を選び、適切な費用と必要な機能を満たせるビジネスフォンを設置しましょう。
ビジネスフォンの工事費用を安く抑えるためにはどうすれば良いですか?
工事費を抑えたい場合、「配線パック」などのセルフ設置型セットの利用が効果的です。小規模オフィスなら業者を呼ばずに自力で設置が可能なケースもあります。また、IP電話やクラウドPBXの導入により配線・主装置設置が不要となり、初期費用を大幅に削減できます。
ただし、会社の規模が大きくなってより複雑なビジネスフォンの設置が必要な場合は、専門業者に依頼した方が賢明です。機能や利用目的に応じて、適切な方法を選択しましょう。
まとめ
この記事では、ビジネスフォンの工事内容や費用相場、内訳などを詳しく解説しました。ビジネスフォンの導入には複数の工程が必要なため、工事費用も内容に応じて大きく変動します。コストを抑えるには、クラウドPBXやIP電話の導入、配線パックの活用といった工夫も効果的です。
また、業者選びでは相見積もりの取得や有資格者の在籍、アフターサポートの内容確認が欠かせません。今回解説した内容を参考に、ビジネスフォンを適切な費用で設置する方法を検討してみてください。
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