近年、企業の通信インフラに大きな変化が訪れています。
2024年、NTTは全国の固定電話網を「IP網」へと完全移行しました。
この動きにより、従来のアナログ電話からインターネットを活用したIP電話への切り替えが現実的な選択肢となり、多くの企業がその導入を検討しています。
この記事では、固定電話とIP電話の違いから、切り替えの流れ、導入によるメリット、そして気をつけるべき注意点まで、徹底的にわかりやすく解説します。
IP電話・ビジネスフォン・通信機器のことなら、専門会社の沖縄電子にお任せください!

沖縄電子には、経験豊富で製品とサービスに精通したスタッフが揃っており、企業の規模やニーズに合わせた最適なビジネスフォンを提案します。
また、PCや防犯カメラの導入支援を通じて培ってきたネットワーク技術と知識も活かし、理想的な環境を構築するためのサポートを提供しています。
沖縄電子は、下記3つの強みを軸にお客様に商品を提供しております。
- 専門会社として50年以上の運営実績
- ISMS取得で情報セキュリティーも万全
- 提案から納品フォロー全て自社対応
沖縄電子は、今後も沖縄の企業や地域社会に貢献し続けるため、サービスの充実や技術の革新に努めていきます。
地域密着型の企業として、沖縄のビジネスを支える存在でありたいと考えています。ビジネスフォンの導入についてのご相談や見積もりの依頼など、お気軽にお問い合わせください。
IP電話とは?固定電話との違い

IP電話の仕組み
IP電話とは、音声をインターネット回線を通じてデジタル信号で送受信する電話システムです。
従来の電話網のように中継局を経由するのではなく、音声をパケットに変換して送るため、距離にかかわらず一定の通話品質を実現できます。
代表的なIP電話番号には「050番号」や、既存の地域番号(03、06など)をIP網で使える「0AB〜J番号」タイプがあります。
固定電話との主な違い
IP電話と固定電話は、使用する回線や通話料金、利用環境に大きな違いがあります。
下記の表で主な違いを比較してみましょう。
項目 | 固定電話(PSTN) | IP電話 |
---|---|---|
使用回線 | アナログ回線 | インターネット回線 |
通話料金 | 距離によって変動 | 全国一律で低コスト |
端末の自由度 | 有線接続 | スマホ・PCでも対応可能 |
設備・工事費 | 初期工事が必要 | 最小限(または不要) |
→ このように、IP電話はコストを抑えつつ柔軟に使える点が大きな特徴です。
特にモバイル端末でも利用できる点は、働き方の多様化に対応したい企業にとって大きな利点と言えるでしょう。
固定電話のIP化とは?いつから?なぜ必要?
IP電話の仕組みを理解したところで、
次に押さえておきたいのが「そもそもなぜ、固定電話はIP化されたのか?」という点です。
実は、固定電話のIP化は突然始まったわけではなく、長年の通信インフラの課題と社会の変化が背景にあります。
以下では、固定電話IP化のタイミングや背景、その必要性について詳しく解説していきます。
IP化の背景
NTTの公衆交換電話網(PSTN)は、長年使用されてきた電話インフラですが、設備の老朽化や利用者の減少により維持が困難になっていました。
1997年には6,300万契約あった固定電話契約も、2020年代には約2,000万契約にまで減少しています。
そのため、NTTは2024年1月に全国の固定電話網をIP網に切り替えると発表し、実行に移しました。
スケジュールと影響
- 2024年1月1日:全国の「0AB~J番号」がIP網へ切り替え完了
IP網移行後も、基本的な音声通話サービス(110番、119番、0120番号等)は引き続き利用可能です。
IP電話導入の3大メリット

IP電話を導入することで、単に通話コストが下がるだけでなく、働き方改革や業務効率の改善にも直結する多くのメリットがあります。
ここでは、特に効果が大きい3つのポイントを紹介します。
1. 通話料金の全国一律化でコスト削減
従来の固定電話では、通話距離に応じて料金が異なるため、拠点間通話や全国各地の取引先とのやり取りが多い企業では、通信費が大きな負担となっていました。
IP電話なら、市内通話も遠距離通話も料金は同じ。たとえば、固定電話間であれば「3分あたり9.35円(税込)」という全国一律の低料金で利用できるため、月々の通信コストを大幅に削減できます。
2. 外出先や自宅でも会社の番号で発着信できる
スマートフォンやPCに専用アプリをインストールすれば、会社の代表番号でオフィス外でも通話が可能になります。
営業担当者が移動中に着信対応できたり、テレワーク中でも社外とのやり取りがスムーズに行えたりと、
時間・場所にとらわれない働き方を実現します。
さらに、スマホで取った着信を、在宅勤務中の同僚に内線転送するといった柔軟な電話連携も可能になります。
3. クラウドPBXとの連携で業務効率化
IP電話と相性が良いのが「クラウドPBX」です。従来の社内PBX(電話交換機)をクラウド化することで、以下のような機能が手軽に使えます。
たとえば、
- 拠点間通話を無料の内線化
- 着信時に自動ガイダンスで振り分け(IVR機能)
- 顧客情報をポップアップ表示(CRM連携)
など、業務のデジタル化や顧客対応の質の向上が期待できます。
電話を単なる通信手段から、業務ツールとして活用するステージへと進化させられるのです。
導入前に知っておくべき注意点

INSネット・EDI利用企業は対応必須
INSネット(ISDN)のディジタル通信モードは、2024年1月をもって終了しました。POS、EDI、ATMなどのシステムでこのモードを利用していた企業は、代替手段(インターネットEDIなど)への切り替えが必要です。
ADSL回線利用者は要注意
ADSLはアナログ電話回線を使用しており、IP網移行により影響を受けます。光回線への移行が必要となります。
悪質な営業に要警戒
「機器の買い替えが必要」「契約変更を急げ」といったセールストークにご注意ください。
NTTも「利用者側での追加工事や手続きは不要」と明言しています。
IP電話・ビジネスフォン・通信機器のことなら、専門会社の沖縄電子にお任せください!

沖縄電子には、経験豊富で製品とサービスに精通したスタッフが揃っており、企業の規模やニーズに合わせた最適なビジネスフォンを提案します。
また、PCや防犯カメラの導入支援を通じて培ってきたネットワーク技術と知識も活かし、理想的な環境を構築するためのサポートを提供しています。
沖縄電子は、下記3つの強みを軸にお客様に商品を提供しております。
- 専門会社として50年以上の運営実績
- ISMS取得で情報セキュリティーも万全
- 提案から納品フォロー全て自社対応
沖縄電子は、今後も沖縄の企業や地域社会に貢献し続けるため、サービスの充実や技術の革新に努めていきます。
地域密着型の企業として、沖縄のビジネスを支える存在でありたいと考えています。ビジネスフォンの導入についてのご相談や見積もりの依頼など、お気軽にお問い合わせください。